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FEREC導入事例

 

東京薬科大学

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大 学 名 東京薬科大学

学 長 長坂 達夫

開 学 1880年(明治13年)

学 生 数 2,931名(学部・大学院生)

キャンパス

〒192-0392 東京都八王子市堀之内1432-1

東京薬科大学

http://www.toyaku.ac.jp/

1880年に日本最初の私立薬学教育機関として創立された。「ヒューマニズムの精神に基づいて、視野の広い、心豊かな人材を育成し、

薬学並びに生命科学の領域にて、人類の福祉と世界の平和に貢献する」という理念のもと、薬学分野のパイオニアとして新たな研究に

取り組み続けている。国内外の大学や研究施設との交流も多く、国際的な活動が多いのも特徴のひとつ。

東京薬科大学がFERECを採用し、

無線LANの利便性とセキュリティを両立

導入の経緯

医薬品開発の現場においては最先端の解析機器が使われ、研究開発にはPCやネットワークも活用されている。そう

した現場で活躍する人材を育成するため、昨今では薬学教育の場においてもITネットワークが重要視されている本

最古の薬学部を持つ東京薬科大学もその例外ではなく、学内にLANを張り巡らせ、LDAPサーバで学生情報を管理し

統一の認証基盤として利用している。

2006年、大学院薬学研究科の医療薬学専攻教室に新たなネットワーク敷設の構想が持ち上がった。同学科では1年

目から研究室に所属することがないため、学生は授業のないときも教室で過ごすことになる。そのため、学生が自

由に利用できるネットワークを整備することになったのだ。多いときには20人を超える学生が入るため、必要な数

の有線LANを配置するのはコスト面での負担が大きい。床下配線に対応した教室ではなかったため、設備工事のコ

ストが高額になってしまうためだ。しかし、無線LANには別の課題があった。セキュリティ上の問題だ。

「大学は基本的にオープンな場所です。本学の学生や教員だけが入ってくるとは限りません。無線LANを設置する

場合には強固な認証システムの併用が欠かせないと考えました(小杉准教授)」

導入決定のポイント

検討当初、無線LANと併用する認証システムの候補として、LDAPとの連携が可能な製品数機種が挙がっていた。学

内の認証基盤として活用しているLDAPにID管理を統合できれば、教室での無線LAN利用のために別途IDやパスワー

ドを発行する必要がないためだ。システムごとに管理の異なるIDやパスワードを発行したのでは学生の利便性が下

がり、活用率も低下すると考えられたためだ。しかし、LDAPに統合できる認証システムはいずれも高機能であり、

非常に高価な製品ばかりだった。

「ちょうど検討をしていた頃、ネスプリングのダイレクトメールが目に留まったのです。LDAPと連携してLANの入

り口で認証を行なってくれるうえ、ボディもコンパクト。まさに求めていたものでした。(松崎氏)」

さっそくネットスプリングにコンタクトを取り、詳細な説明を受けたのち、まずは試験的に小杉准教授の研究室に

microFERECを導入。必要な機能が備わっていることを確認した後、目的の教室にFEREC520を導入した。

LDAPとの連携で既存認証基盤を活用

他システムと同じID、パスワードで無線LAN接続の認証を可能に

LDAPと連携し、Webブラウザのみで認証できるFERECを導入

東京薬科大学が大学院生の教室に導入したFERECは、Webブラウザを利用して認証を行なう認証ゲートウェイだ。新

しいPCが接続され、WebブラウザでIDとパスワードを入力して認証を行なうまで、ネットワークを利用させない仕

組みになっている。東京薬科大学では無線APと組み合わせることで、教室内にLANケーブルを設置することなく、

ネットワーク接続を提供している。教室に設置されたFERECは全学の認証基盤として使われているLDAPサーバと連

携し、PCのネットワーク利用可否を判断している。学生情報はすべてLDAPサーバで一元管理されているため,FEREC

導入時に必要な設定は、LDAPサーバの指定程度だったという。

LDAPと連携することで新たなID、パスワードを発行せずに済んだことは、管理側の負担軽減はのみならず、学生向

けのサービス向上として意味があるという。「最近の若者は質の高いサービスに慣れています。個別のシステムを

使うたびに違うパスワードを入力させるなど煩雑なシステムを構築すると、利用してもらえません(松崎氏)」

認証に必要なのがWebブラウザだけだったというのも、機種選定の決め手のひとつとなっている。東京薬科大学で

は入学時に全学生がノートPCを購入することになっているのだが、使用するソフトの関係上、薬学部の学生は

Windows、生命科学部の学生はMacintoshと、OSが混在しているのだ。FERECならWindowsやMacintoshはもちろん、

Linuxなどその他のOSでも利用できる。

小型で発熱も少ないFEREC520が配電盤にうまく配置されている

手軽な認証方法は学生にも好評ネットワーク利用率もアップ

「FEREC導入後は同じ分野を専攻する学生が集まっている教室でPCを広げて勉強できるようになったため、学生モ

チベーションアップにもつながっているようです(小杉准教授)」

以前は、ネットワークを使うためには情報センターなどの別の場所へ移動しなければならなかったため、PCを手軽

に利用できなかった。教室に遅くまで残って勉強している学生もあまりいなかったという。学生が積極的に活用し

てくれている理由のひとつとして両氏は、認証画面へのアクセスが簡単であることを挙げた。FERECに接続したPC

でWebブラウザを起動すると強制的にログイン画面が表示されるので、ログイン画面のURLを周知したり、ブックマ

ークに登録してもらう必要はない。特別なソフトも特別な設定も不要だ。

FEREC活用範囲を広げ、認証を確保しつつ利便性向上を目指す

FERECの管理を担当する松 氏は、効果の高さとメンテナンス面での手軽さを実感していると、実際に実機が設置

された教室で語ってくれた。今回導入したFEREC520は本体にHDDを内蔵しない構成のため、故障しやすいパーツ少

ないというのも大きなメリットとしてとらえているという。小杉准教授も効果の高さには満足しており、FERECの

導入範囲を学内に広げていきたいと展望を語る。

「現在考えているのは、情報センターや談話室など厚生施設への導入です。学生が長時間過ごす場所に認証付きの

ネットワークを導入することで、学内をより便利に、しかもセキュアな環境にしていきたい(小杉准教授)」

FERECの活躍の場が広がることによって、東京薬科大学のキャンパスは安全性を保ったまま、どんどん便利になっ

ていくことだろう